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首・肩の痛みは、そもそも何科を受診すればいいのか。

首・肩の痛みは何科を受診すべき?

首・肩の痛みは何科を受診すべき?首から肩、腕にかけての痛みやしびれの多くは神経のダメージが原因です。
どの神経が影響を受けているかで、病名や治療法も異なります。
神経周囲の骨や筋肉が痛みの原因となることもあるため、早急な治療が必要です。
整形外科では骨や筋肉、関節、神経などの運動器の疾患を専門に扱い、首や肩の痛みにも対応しています。
受診時には、痛みの開始時期や痛みの特徴、他に気になる症状をまとめておくとスムーズに伝えられます。

首の痛みについて

首の痛みについて首は頭を支えるため負担がかかりやすく、寝違えなどで痛みを感じることが多いです。
痛みの原因は骨や筋肉、血管、リンパ節の腫れなど様々です。
自然に治ることもありますが、長引いたり繰り返したりする場合は注意が必要です。
脊髄や神経、靭帯、筋肉、食道、気管、甲状腺、血管などが集中しているため、痛みの原因を明らかにする必要があります。

肩の痛みについて

肩の痛みについて肩は首から背中にかけた部分を指し、長時間同じ姿勢や不適切な枕などで痛みを感じることが多いですが、病気が原因で肩の痛みが生じることもあります。

首・肩の痛みの原因

首・肩に原因がある

首や肩の筋肉の緊張やストレス、骨の異常、関節の炎症などが痛みの原因になり得ます。

首・肩以外に原因がある

首や肩の痛みは他の部位の問題が原因である場合もあります。
例えば、心臓や胃の問題が首や肩の痛みとして出現することがあります。

精神的な原因がある

ストレスや不安などによって引き起こされることもあります。
長期間のストレスや精神的な緊張が筋肉の緊張を引き起こし、痛みが生じます。

首が痛む病気

ストレートネック

頚椎の自然なカーブが失われて一直線になる状態で、スマホ首とも呼ばれます。
肩や首に不要な力が加わり、痛みや頭痛、耳鳴りなどの症状が出ます。

頚椎椎間板ヘルニア

「加齢」「姿勢の悪さ(猫背など)」「スポーツ」などが原因で、椎間板が飛び出し周辺の神経を圧迫するため、首や手、指に痛みやしびれが現れる病気です。

詳しくはこちら

頚部脊柱管狭窄症

脊柱管が狭くなり脊髄を圧迫することで、手や肩のしびれが起こる病気です。
原因は生まれつきの構造や加齢です。

頚椎椎間関節症

頚椎の骨と骨の間の椎間関節が炎症を起こし、痛みを生じる病気です。
原因は寝違え、外傷、加齢などで、首を動かすと痛みが増強します。

頚椎症

加齢により椎間板や椎骨が変形する疾患で、首の痛みや肩こり、脱力感、手足のしびれなどの症状が出現します。

詳しくはこちら

外傷性頚部症候群

外傷性頚部症候群、いわゆる「むち打ち」は、交通事故などの衝撃で首や肩に痛みが生じる状態です。
痛みは受傷後すぐに出る場合もあれば、数日後に発症することもあります。

肩が痛む病気

肩こり

肩こりの原因は血行不良や過度の緊張、筋肉の強張りなどです。
痛みが強い場合、消炎鎮痛剤やトリガーブロック注射が効果的です。
血行改善のために温熱療法が有効です。

脱臼

肩関節が外れる状態で、無理な力や転倒で起こりやすいです。
筋肉や靭帯に損傷があると回復に時間がかかり、再脱臼しやすくなります。

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

肩関節の骨や軟骨が老化して炎症を起こす疾患です。
初期には夜も眠れないほどの痛みがあり、時間が経つと肩が硬くなり動かしにくくなります。

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変形性肩関節症

肩関節の軟骨が変形し、骨同士がぶつかり痛みを引き起こす疾患です。
原因には外傷や加齢、腱板断裂、関節リウマチがあります。

野球肩

野球などで肩を激しく動かす動作の繰り返しで、関節内部で障害が起こる疾患です。
特に野球をする人に多く見られますが、バレーボールやテニスでも注意が必要です。

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腱板損傷/腱板断裂

肩関節の腱板に孔が開くことで痛みや動かしにくさを感じます。
外傷だけでなく、加齢や日常生活の酷使からも断裂します。

石灰沈着性腱板炎

40代以降の女性に多く、夜中に急に肩に激痛が走る疾患です。
腱板にリン酸カルシウムが沈着し、放置すると肩が拘縮するため早期治療が必要です。